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ノルウェー船社ソルバンは2日、米最大の投資信託管理会社ブラックロック傘下の投資ファンドGIP(グローバルインフラストラクチャーパートナーズ)と折半出資で、液化ガス船事業の合弁会社を設立すると発表した。新会社「ソルバンガスキャリアーズ」は当初、ソルバンが保有するVLGC(大型LPG〈液化石油ガス〉運搬船)13隻を保有し、LPG、アンモニアに加え、エタンや液化CO2(二酸化炭素)輸送の取り込みも狙う… ...
日本郵船が50%出資するノルウェー船社クヌッツェンNYKオフショアタンカーズ(KNOT)は、中国の中遠海運重工へ今年発注したシャトルタンカーで、メタノール燃料とエタノール燃料の使用を想定した設計を採用する。新造船は2028年初めに引き渡しを受け、ノルウェーのエネルギー大手エクイノールとの用船契約に投入する。ノルウェーのリレストロム市で開催中の国際海事展「NOR―SHIPPING2025(ノ… ...
国際海運団体BIMCO(ボルチック国際海運協議会)は5日、米通商代表部(USTR)が10月に導入を計画する入港料制度に対応し、海運関連契約書の業界標準条項の策定に着手したと発表した。USTR入港料による「契約上の不確実性に対処する」ことが目的。USTRは10月、米国に寄港する中国建造船や中国オペレーター(運航船社)運航船を対象とする入港料を導入予定。自動車船では米国外での建造船に入港料が課… ...
商船三井は6日、ミャンマー地震の被災者支援のため、204万800円を日本赤十字社に寄付したと発表した。グループ役職員に募金を呼び掛けて集めた102万400円と、同額を会社側が上乗せする「マッチング寄付」を実施した。寄付金は被災地での救援・復興活動に活用される予定。商船三井グループは4月、同地震の被災者支援のため、計1200万円の義援金を拠出し、役職員に募金を呼び掛けることを発表していた。… ...
日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社は6日、共同出資するコンテナ船事業会社オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)から総額7億3200万ドル(約1050億円)の配当金を受け取ると発表した。4月公表の総額20億ドルの配当と合算し4―6月期個別決算の営業外収益に計上(連結決算上は消去)する。各社の受取配当金は日本郵船が2億7800万ドル(約400億円)、商船三井が2億2700万ドル(… ...
舶用補機製造などを手掛けるダイハツインフィニアース(ダイハツIE、旧ダイハツディーゼル)、水素関連事業を担うジャパンハイドロ、エンジン製造を担うベルギーのBeHydroなど4社は、BeHydro開発・製造の中速水素エンジンの日本への輸入・販売・保守で協力する。同エンジンを内航船、作業船の主機として供給することを想定する。4社協業の第1船として、水素専焼エンジンを搭載したゼロエミッションのフェリー… ...
カナダ最大のコンテナ港、バンクーバー港など西岸ブリティッシュコロンビア州の港湾労使交渉が妥結した。カナダ西岸港湾労働組合ILWUカナダの第514支部と使用者団体のBCMEAは4日、新たに2023年4月1日から27年3月末までの4年間の団体協定を締結したと共同発表した。米国発着貨物も多く取り扱うカナダ西岸港で、労使問題による港湾混雑の懸念が弱まった。ILWUカナダ第514支部は、ブリティッシ… ...
米トランプ政権が4日から鉄鋼とアルミニウムの輸入関税を従来の25%から50%に引き上げたことで、日本―米国間の鋼材荷動きに不透明感が強まっている。近海船市場関係者は「関税25%時と同様に、米国内で調達できない鋼材品種は関税50%でも引き続き日本から輸入されるだろう」と予想。ただ、一方で、「関税による鋼材価格上昇が行き過ぎ、販売先の建設やインフラ業界の需要低迷につながる恐れがある」と警鐘を鳴らす。… ...
「バルカーの用船マーケットはダル(鈍化傾向)な状態が長らく続いている。これに伴って必然的に、海外オペレーター(運航船社)の一部にきな臭い雰囲気が漂い始めた」 先週半ば、雨上がりの東京都内の午後。喫茶店で海運ブローカーが背もたれに体を沈めながら、切り出した。■厳しさ増す懐事情 ベテランブローカーが続ける。「信用力が高くない新興の海外オペの中にはそろそろ、苦しくなってきているプレ… ...
国土交通省は6日、ANAホールディングスと全日本空輸(ANA)などのグループ会社4社の計5社に対して厳重注意を行ったと発表した。ANAが国際貨物輸送で未認可の運賃を収受したことを含め計13件で、航空法に定める届け出・認可の申請手続きに不備があった。既に是正のための手続きがなされているが、国交省は再発防止策の検討・実施など必要な措置を速やかに講じた上で、7月7日をめどに取り組み状況を文書で報… ...
スイス船社のMSCは4日、パリから約40キロメートル北に位置する新たな内陸物流拠点「MEDLOGインランド・ターミナル・パリ=ブリュイエール」を正式に開業した。5日、同社が発表した。ルアーブル港と欧州内陸部を結ぶマルチモーダル拠点として機能し、トラック輸送と鉄道輸送、はしけ輸送を効果的に組み合わせることで、顧客の物流効率化とCO2(二酸化炭素)排出削減を支援する。同施設の面積は約11ヘクタ… ...
神戸運輸監理部は5月21日、兵庫県相生市にあるJMUアムテックと三井E&SDUと連携し、地元高校生を対象とした工場見学会を開いた。海事人材の確保・育成に向けた取り組みの一環。造船・舶用工業では、高齢化や人材不足で技能伝承が危惧されており、実際に製造現場を見てもらうことで、造船・舶用工業に対する理解を深めてもらうために企画した。参加したのは、兵庫県立相生産業高校3年生の63人。それぞれの工場… ...
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